悩む男性とカプセルの瓶
  • ホーム
  • 性病のピンポン感染ってなに?

性病のピンポン感染ってなに?

性病は不治の病ではなく、よく効く薬が現在では多数開発されています。
にもかかわらず、他の感染症のように根絶させることができないのが現状です。
むしろエイズやクラミジアなどの感染率は、若い人の間で高くなっている傾向があります。

その理由のひとつは、パートナーとの間でピンポン感染が起きていることです。
性病は感染したらすぐに症状が現れるとは限りません。
抵抗力が高いと症状が出にくかったり、しばらくの間は無症状だったりすることがあります。
しかし症状がなくても病原体を持っていると、性交渉の際にパートナーに感染させてしまいます。
そして症状が現れてから治療しても、パートナーが病原体を持っているので、また病気をうつされてしまいます。

このように自分とパートナーとの間で、互いに性病をうつしあって、なかなか病気が治らないことをピンポン感染と言います。
ピンポンの球のように病原体をやりとりすることから、こう呼ばれています。
きっかけは風俗店などから病原体をもらってくる場合が多いのですが、その後はパートナーとしか性交渉をしなくても、いつまでも性病が治らないことが問題です。

ピンポン感染が起きていることが判らないと、疑心暗鬼になってパートナーの浮気を疑い、信頼関係を壊すことにも繋がるので注意が必要です。
かつては性病といえば、風俗通いが原因であることが大部分でしたが、現在では素人同士の性交渉で病気が伝染することも多くなっています。
特に若い世代では、性病に関する知識の不足から感染するケースも少なくないため気をつけなければなりません。
男性には無症状でも、女性には重い症状が現れる性病もあります。
また本人の症状は軽くても母子感染を起こしたり、不妊の原因になったりすることもあります。
ピンポン感染で病気が長引くと、将来に思わぬ悪影響が出ないとも限りません。
現状を見て素人判断で軽く考えずに、医療機関でしっかり治療することが大切です。

パートナーとの同時治療が大切

性病を防ぐにはコンドームが有効とされていますが、病原体は喉の粘膜などにも感染するため、完全に防げるわけではありません。
性器同士の接触がなくても、トイレや浴室で伝染する可能性も考えられます。
もちろんピルなどの避妊方法は、性病を防止する手段としては役に立ちません。
ピンポン感染を阻止するには、やはりパートナーと同時に治療することが最善の手段と言えます。
ピンポン感染の怖いところは、病気の原因がはっきりしないまま、症状が出たり収まったりを繰り返すところにあります。
はっきりした診断を受け治療を同時に行えば、性病を原因から根治させ、お互いの不安や不信感を取り除くことが可能になります。
パートナーに相談するには勇気が要るかもしれませんが、将来にわたって信頼関係を失いたくないなら、思い切って打ち明ける決断が必要と言えます。

性病にかかったことをパートナーに知られたくないという方は多く、黙って自分だけで治療するケースが少なくありません。
その気持ちはわかりますが、治るまでの間にもパートナーに感染させていることを自覚しなければなりません。
特定のパートナーがいて、自分に何らかの心当たりがあるなら、一緒に医療機関を受診する必要があります。
それが相手への誠意を見せることにもなるでしょう。
性病は治ったように見えても、病原体が体内に潜んでいる場合が多く、一時的に症状が収まっても再発する可能性があります。

また梅毒のように、潜伏期が10年に達するような性病もあります。
そうしたケースでは、ますますピンポン感染の危険性が高くなります。
ふたりとも病原体が完全に取り除けるまで、油断せずに医療機関で治療を続けることをお勧めします。

関連記事